ボードゲームはコレで選べ!「ボードゲームメカニクス」集!

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みなさん、遊びたいボードゲームはどのように選んでいますか?
話題のゲームや、パッケージの好み、ボードゲームデザイナーなんかで選ぶ人が多いかと思いますが、ボードゲームにはメカニクスと呼ばれるジャンル分けが存在します。メカニクスとは、「構造」や「仕組み」を意味する英語です。メカニクスを知っていれば、初めて見るゲームでも「あ、あのゲームと同じ感じか」とおおまかに知ることができます。今回は、お店にあるゲームを中心としたメカニクス紹介です!

*メカニクスの定義は様々あります。

すごろく系/Spin and Move

人生ゲームなどでおなじみのメカニクス。ダイスを振ってその数値の分だけコマを進めるゲームです。ただのすごろくで終わるゲームはもちろんありませんが、ルールが分かりやすくて、初めての方にもオススメです。



バッティング/Simultaneous Action Selection

選択したアクションを同時に公開し、他のプレイヤーと被ってしまうとなんらかの効果が発生するゲーム。被ってしまった場合、基本的にはデメリットが多く、「相手と被らないようにしたいけど、その逆をついて…」といった感じで心理戦も楽しめます。シンプルでルールも分かりやすいものが多いので、ボードゲーム初心者にオススメです。



アクション/Action

戦略よりも、判断力やスピード、テクニックが重要となるゲーム。他のゲーム強いのにこのジャンルのゲームは苦手という人も多かったり、男女で勝率が逆転したりします。



タイル配置/Tile Placement

様々な絵柄のタイルを配置して勝利を目指すゲームです。ボードが広がっていくため、ゲーム終了時のボードも見て楽しめることが特徴です。



ブラフ/Bluff

ブラフとはハッタリのことであり、ゲーム内でウソをつくことが勝敗を左右するかもしれないゲームです。ウソをつくことによる心理戦や駆け引きが大好き!という方にぜひオススメのゲームです。



手札管理/Hand Management

手札を揃えることで勝利につながるゲーム。手札を揃えた時点で勝ちになったり、うまく使っていくことで勝利に繋がるゲームもあります。



セットコレクション/Set Collection

なんらかのコマやカードをうまく集めることが勝利に繋がるゲームです。



拡大再生産/Expanded Reproduction

ゲームを通して「成長」していくゲームです。初めはコストが低いアクションしかできませんが、ゲームが進むにつれてコストが高いアクションが選択できるようになります。直感的にゲームを楽しむことができるので、とてもワクワクします。



ワーカープレイスメント/Worker Placement

自分のコマを労働者(ワーカー)として配置し、場所によって異なるアクションを選択するゲーム。自分より手番の早い人が選択したアクションは選択できないゲームが多いため、狙ったアクションでゲームを有利に進めるためには様々な戦略が必要です。


トリックテイキング/Trick-taking

手札からカードを出し、勝敗を決めるまでを1トリックとし、そのトリックを繰り返して最終的な勝敗を決めるゲーム。「マストフォロー」と呼ばれる、最初に出されたカードのマークや色のカードを出さなければいけないというルールが含まれているのが一般的で、手札をうまく処理していくことが必要です。



チーム戦/Partnership

2vs2や3vs3、3vs5など、チームを組んで勝負するゲームです。味方がいれば心強い!



正体隠匿/To Conceal The Identity

あらかじめ配られた役職や陣営カードを自分だけが確認し、その役職や陣営で勝利を目指すゲーム。ほかのプレイヤーの陣営は分からないため、味方や敵が誰なのかを探す必要があります。ハラハラとした心理戦が楽しみたい方はコチラ!



競り/Bidding

各プレイヤーの持つゲーム内通貨を使って、目的のものを競り落とすゲーム。また、引き取らないための競りもあります。



協力/Cooperation

プレイヤー全員でゲームのシステムと勝負するゲーム。全員勝利か、全員敗北にしかならないゲームです。「相手と戦うのは疲れたよ〜」「人と争うのはやだなー」という方にもオススメです。



バースト/Burst

決まったラインを超えてしまうとバーストとなり、そこまでのアクションが取り消されたり、マイナス点になってしまったりと、デメリットがあるゲーム。引き際が肝心ですが、あまりにも早く勝負から降りてしまうと負けてしまいます。チキンレースのような、ハラハラドキドキするゲームを求める方はこちら!



陣取り/AreaControl

タイルやコマを配置して、陣地を取るゲームです。より多くの駒を置けた方が良いパターンや、1つのエリアに自分の駒を他のプレイヤーより多く配置することで、勝利点を獲得するものもあります。視覚的に分かりやすいことも特徴です。



記憶/Memory

記憶力が鍵となるゲームです。子供から大人まで楽しめます。



まとめ

いかがでしたか?ゲームによっては複数のメカニクスが組み合わさったものもあります。
今回ご紹介したボードゲームメカニクスはほんの一部です!
これ以外にも、ボードゲームには多種多様なメカニクスが存在します。
遊ぶゲームに迷った時は、自分が好きなメカニクスから遊ぶゲームを選んでみるのも、一つの手かも知れないですね!

ボドゲに限らずゲーム全般がすき。チョコとラムネと鳥もすき。
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今週のオススメボードゲーム

ドクターエウレカ

劇薬の詰まった試験管を動かして遊ぶ「ドクターエウレカ」。テクニックと判断力が必要なスピード系ゲームです。

2人から4人用のゲームで、それぞれカラフルな玉の入った試験管を3つ持ち、お題のイラスト通りの組み合わせを作ります。ただし、玉は劇薬のため、絶対に触ってはいけませんし、試験管からこぼしてもいけません。誰よりも早く完成させたプレイヤーは「エウレカ!」と叫び、全員で正しくできているか確認し、あっていればカードを得点として獲得します。誰かが5枚カードを集めたらそのプレイヤーの勝利でゲーム終了です。

玉は試験管から出してはいけないので、他の試験管に移し替える必要があります。また、誰よりも早く完成させるためにスピードも求められますが、1個だけ移し替えたいのに2個や3個も一緒に移してしまうなど、テクニックも重要です。

ルールは簡単ながら非常に盛り上がるゲームとなっています。

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