4月1日といえばエイプリルフール! 嘘をついても許される日! 嘘つきまくりたい!
でも良い感じの嘘が思いつかない……
一瞬でバレるような嘘でも面白くないし……
誰かを傷つけてしまうような嘘なんてもってのほか……
そうだ! 嘘をつくことがルール上推奨されているゲームをプレイすれば良いじゃない!
と、いうことで
ゲーム内で嘘をつく心理戦系・ブラフ系のボードゲームのオススメをご紹介します!
「ごきぶりポーカー」や「チャオチャオ」、「タイムボム」など大人気の定番心理戦ボドゲも色々あるのですが……
あちこちで紹介されまくっているので、今回は筆者の私情も挟みまくって、今こそ遊んでほしい個人的オススメをご紹介させていただきます!
オススメの嘘をつくゲーム8選
① スパイシー
トランプゲーム「ダウト」のように、“ルールに従って手札を出さないといけないけど、裏向きに出すので嘘ついて出せないカードを出しても良いよ”というタイプのゲーム。
「コショウの3!」や「ワサビの8!」のように宣言しながら、前の人より大きい数字かつ同じ種類のカードを出していきます。
普通のダウトと違うのは、嘘をついてそうな相手にダウト宣言をするとき!
数字の嘘をついたのか種類のほうの嘘をついたのかまで予想してダウトしなければいけません!
「ワサビの8!」
「嘘だ!ワサビじゃないだろ!」
ペラッ→ ワサビの1
「はいー、8ではないけどワサビではあるのでダウトした側の負けでーす」
という感じでとても騙しがいがありますよ!
② チーズは誰が食べた?
チーズを盗んだ犯人を当てる人狼系のゲーム。
1人1個カップの中でサイコロを振ってスタート。ゲームが始まると進行役が「1時になりました。1の目のひとは目をあけてください。」と1時から6時まで順番にコールしていくのですが、最初に“チーズドロボー”役のカードを配られたひとは目をあけたときに真ん中に置かれたチーズをポケットなどに隠さなければなりません。
同じタイミングで目をあけているひとがいたとしても…!
その後は「私が3時に目をあけたときはまだチーズあったよ」や
「4時に目あけたけどコイツがチーズ盗ってるの見た!」などと話し合って、怪しい人を決める多数決に移ります。
ドロボー役は他のプレイヤーを1人子分にできるルールがあるので、うまく口裏を合わせたり嘘の証言をしたりして罪をなすりつけちゃいましょう!
とはいえ他の人の目の前でチーズを盗らなければいけないドロボーはドキドキかも…!
③ クー
ゲーム中にお金を集め、集めたお金を使うことで相手の影響力を削り脱落させていくのですが、1人2枚の人物カードが配られており、1ターンに通常より多くお金がもらえる、相手のお金を奪える、など人物により様々な効果を持っています。
ただし、人物カードは相手には見せません。自分の番には「私は“公爵”を持っているので〇〇をします!」と自己申告して効果を使うのです!
嘘をついてもバレなければその効果を使えますが、ダウトされてバレた場合は影響力を失います。
もちろん、嘘じゃ無かった場合はダウトした側が影響力を失うことに…。
影響力=手持ちの人物カードなので2回のミスで脱落!
かなりシビアな気もしますが、ダウトする方もされる方もハイリスクハイリターンというのを考えると、嘘のつきがいもあるってもんです。
④ ザッツ・ノット・ア・ハット!それは帽子ではありません!
カードに何の絵が描かれてるか覚えておく記憶力系のゲームです。
おいおい、心理戦系じゃないんかい!と思いきや、忘れちゃっても覚えてるフリして騙し通せればセーフ!
このゲーム、記憶力ゲームと見せかけて実態はハッタリ系ゲームです!!……いや、覚えてるに越したことはないんですけどね。
最初に1人1枚ずつ配られた絵を確認し合ったら、それを裏向きにしてカードを回していきます。
回すときに「この時計をあげます。」「このケーキをどうぞ。」と中身を宣言しながら渡し、嘘だと思ったらダウト! バレると減点です。
全てのカードが裏のままみんなの間を行ったり来たりするので、今誰が何を持っているのか覚えておくのは至難の業。
誰も覚えてないのを良いことに、自信満々にテキトー言って自分の番をやり過ごしてやりましょう!
……いや、覚えてるに越したことはないんですけどね。
⑤ ito
大人気!数字の大きさをお題で例えて表現し合う連想&協力系ゲーム! 色々なメディアで紹介されている有名ゲームですね。
おいおい、心理戦じゃないんかい!と思いきや、このゲームには2つ遊び方があるのをご存知ですか?
よく紹介されている「数字の小さい順に並び替えよう」というのは“クモノイト”という協力ルール。
でも今回オススメしたいのはもうひとつの“アカイイト”ルール!
数字の大きさをお題で表現するというルールは共通なんですが、お互いの例えを聞いた上で2人の数字を合わせると100に近くなるようにペアを組むのが目的です。
7〜8人以上の大人数で遊んだ方が面白いのですが、オススメは奇数人数で遊ぶこと!
お互いの数字を予想しながらペアの相手を探していくわけですが……1人余ってしまいますよね。
余ったひとは強制的に負けです! うっ、小学校の「はい近くの人とペアになって〜」のトラウマが……!
それから合計100を超えてしまったペアもアウト。
つまり「この数字では誰も組んでくれそうにない…」と察した場合は……嘘で適当な例えを出して適当な相手とペアを組み、そいつを道連れにしてやるしかないんですね!
裏切り要素ありの「ito」、こちらのルールも面白いので知らなかったという方はぜひ遊んでみてください!
⑥ バーテンダウト
カクテルの材料を見抜くダウト系ゲームです。
場に並んだレシピから1つ作りたいカクテルを選び、それに必要な材料カードの組み合わせを手札から出しながら「こちら、ハイボールでございます。」と宣言しながら他のプレイヤーに差し出します。
……そうです。これまで紹介したゲームと同じですね。材料は裏向きで出すので嘘でも構いません。
差し出されたプレイヤーは受け取るか相手に返すか選ぶことができ、嘘の材料でできたカクテルを受け取ってしまった場合はその材料カードを手札に加えます。
ゲーム中に何度か訪れる脱落チェックのタイミングで一定枚数以上の手札を持っているとリタイアとなるので、どうにか手札を相手に押し付けていきましょう。
「どうぞ、こちらジントニックでございます。」
「いただきます。……おい!炭酸水しか入ってねぇじゃねーか!」
とか全然あります。リアルだったら最悪ですがゲームなので相手に変なもの飲ませまくってやりましょう。
⑦ 私が夢みるとき
目隠ししているプレイヤーに、周りの人たちが連想ヒントを出して正解の単語を伝えていく連想系ゲーム……なんですが、正解させたくない裏切り者が混ざっています。
お題カードをめくったら、目隠し役が答えるまでは周りの人たちは次々にヒントを出し続けることができ、正解でも不正解でも目隠し役が答えたら次のお題へ。
これを制限時間いっぱい続け、何問正解したかで得点が決まります。
ヒント役も正解してもらえるほど得点になるのですが、裏切り者は不正解の数に応じて得点をGET!
中には正解と不正解を半々にしたい役職なんかもいたりします。
裏切り者は、答えが“テレビ”なのに、「家電」「四角」「安い」「見る」「リモコン」「温度」
といったように、いかに他の答えと勘違いさせるようなヒントを織り交ぜられるかがポイントですよ!
⑧ 私はロボットではありません
ネット上のセキュリティ認証でよく見るアレがテーマのゲームです!
系統としては、人間の中に1人混じったロボットを見分けるという人狼系。
指定された正解の画像から連想されるワードを1人ひとつずつ発表するのですが、ロボット役は正解を知りません。
1人だけ見当違いのワードを書いたひとがいれば「そいつがロボットだ!」と簡単に分かりそうなもんですが……ロボットに正解の画像がバレてしまうと負けなんです。
つまり“ロボットには伝わらないけど人間には分かってもらえる絶妙なラインの連想ヒント”を出さないといけないわけです。
しかも、ロボットに正解がバレずに進行した場合、「今回の答えは5番の画像でしたね」と正解発表してから各自の弁明タイムに!
ロボット役は「そうだよ? 5番の画像のこの部分を見たらこういう連想できるじゃん?」と適当に書いた自分のワードに理由を後付けすれば良いのです。
人気ゲーム「ワードウルフ」にシステムは少し似ていますが、“画像から一単語だけ連想する”、“答えを聞いた上で理由をこじつけるチャンスがある”というのは一味違って面白いですね!
おわりに
嘘をテーマに色々なボドゲを紹介させていただきました。
“ジャンル:心理戦”のボドゲは数多くあるものの、プレイ中に直接的に嘘をつくゲームって意外とそこまで多くないかも…?
ゲームとはいえ嘘をつくのは大変良くない行いです。
怒られないよう、今回紹介したゲームは嘘が許されるエイプリルフールに遊ぶようにしましょう。
……
……
……
嘘です。
面白いので年中いつでも遊んでください。
ゲームなんだから嘘なんていくらついたって良い!