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ギシンアンキノトウ  見え方が違う!疑心渦巻く塔の奪い合い!

今回は「ギシンアンキノトウ」の紹介です。

このゲームはトウを奪い合うゲームです。トウとは四面の側面があり、それぞれ明かりが灯っている(黄色い)、明かりが灯っていない(黒い)ところのあるコマです。

全部で6つの塔があり、この四面の灯り方はすべてのパターンが有ります。(4面全て明かりの灯っている4点のトウ、3点のトウ、2点のトウ×2、1点のトウ、全く灯っていない0点のトウ)

ゲームはより多くの側面に明かりが灯っているトウ(点数の高い塔)を獲得した方の勝ちです。(点数が4面ある側面の明かりの灯っている数になっているのです。)

しかし、プレイ中、プレイヤーはゲーム中トウの側面、二面しか見ることができません!

これが実に悩ましく、相手側からはトウはどう見えているのか!?果たしてどれがほんとうに欲しいトウなのか!?

想像するのは非常に楽しいです。

ゲームセット時は下のようなかんじ↓(赤ポーン青ポーンはそれぞれのプレイヤーのイメージです。)

fig_all

赤プレイヤーからは下のように見えています。

fig_red

※一番左以外は最低一個は明かりが灯っているので、一番左は一つも明かりのない0点のトウであることがわかります。

その上でゲームはどう進むかというと自分のほしいトウの上に自分の色のキューブを置きます。

ただし、キューブはさらに相手に上書きされるかもしれません。キューブは二個までしか置けないので、さらに置かれてしまうと相手のトウになってしまいます。この部分でお手軽ですが濃密な心理戦が楽しめます。

↓こんなかんじに重ねていきます重ねられるのは2個までで、優先権は上の色にあるので青のプレイヤーにこの当は奪われてしまいます。
set2

そうして各人2本ずつトウを取って点数の高い方の勝ちです。

とてもお手軽で、オクが深く、小出しになっている情報の見え方のおもしろさと心理戦のおもしろさがうまくミックスしたとても美しいゲームです。この機会に是非!

ギシンアンキに陥ることまちがいなしです!

現在は品切れ中ですが、ボードゲーム専門店すごろくやさんなどでもお取り扱いがあるようなので、気になる方はチェックしてみてください。

ちなみに、今は下のような特製桐箱仕様で売られている模様です。

gishin_pk1

ギシンアンキノトウ

新しさを感じるゲームが好きなボードゲームギークです。 maskMenやルイスなどオリジナルボードゲーム作ったりもしたり。
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ただし、役に立つ道標にするためには、できるだけ早く、正確に造り上げる必要があります。

ゲームの手順は以下の通りです

①ラウンドの開始時にトゥキリクカード1枚引き、
ダイスをふって、その目の指示する向きに引いたカードを公開します。
②自分の手元の石と雪塊を積み上げて、カードに表示されたトゥキリクをできるだけ早く造ります。
もちろん、造るトゥキリクは、石の色や接触面がカードの表示と全く同じでなければなりません。
③全員が完成できたら答え合わせをします。
【全員正解の場合】最後に完成させたプレイヤーが敗者、
【不正解が1名だけの場合】そのプレイヤーが敗者、
【不正解が複数いる場合】最初に不正解を完成させたプレイヤーが敗者となります。
石3個使用の標準レベルと、石4個使用の上級レベルの2つの難易度で、全600種類の課題を用意しています。

『Ubongo / ウボンゴ』でおなじみのパズルゲームの第一人者、グレゼゴルツ・レヒトマンによる、
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