今回はイントリーゲというゲームを紹介します。
かなり昔のゲームで手に入りにくいものなのですが、JELLY JELLY CAFEで遊べるようになったそうなので。
イントリーゲ(intrige)はドイツ語で「陰謀、策略」という意味。
このゲームはその名の示すとおり、交渉や賄賂といった権謀術数を尽くして利益を追求するゲームです。
プレイヤーは屋敷の主になります。屋敷にはそれぞれ給料が異なる4箇所の役職があります。
さらに自分の手下として学者(聖職者、科学者、書記、医者)と幾らかの所持金を持っています。
プレイヤーは他のプレイヤーの屋敷に手下を送り込み役職に就くことで収入を得ます。
また、他のプレイヤーの手下を自分の館で働かせます。
ちなみに、このゲームでは給料はなぜか銀行(共通の場)から支払われるので、何人雇っても自分の懐は痛みません。
プレイヤーは自分の手下を出来るだけ給料の高いところで働かせるために他プレイヤー(屋敷の主)と交渉をします。
この交渉がこのゲームの最大のポイントです。
交渉は説得・約束・脅迫・懇願・ごますり・おべっかなんでもありです。
もちろん約束は口先だけでOK!守る必要なんかありません!
(もちろんゲームの中でだけですよ)
さらに賄賂も有効です。
「これだけ払うから役職を下さい」というわけです。
そうです、このゲームはなんと給料を貰うために賄賂を払うのです。
実にブラックですね。
でも安心してください。このゲームでは全てのプレイヤーがブラックなのです。
他のプレイヤーと募集が被った場合、交渉は更に熾烈になります。
屋敷に同じ種類の学者を二人雇うことはできない(医者は二人も要りません。他も同様)ため、
もし他のプレイヤーに役職を奪われてしまったら、、、悲しいことに自分の手下は島流しになってしまいます。
このゲームの良いところは裏切ってばかりでは勝つことが出来ないところです。
良い関係を築きつつ、ここぞ!というときに裏切ることがポイントです。
システムとしても良くできており、手下を使う順番を間違えると裏切ったアイツに仕返しできない!なんて状況も生まれるので、しっかり考える必要があります。
交渉がメインなので好き嫌いはあると思いますが、
裏切りはゲームの中のお話!と割り切れる大人な方に是非お薦めしたいゲームです。