はじめまして。
今回からこのブログを書かせて頂くことになりました、まるいもです。
ドイツボードゲームに出会って5年ほどになりますが、
実際に遊べるゲームの量より、遊びたいゲームの量が常に上回っていて、
部屋の棚がどんどん埋まっていきます。ゲーム箱の雪崩が怖いです。
僕が好きなゲームは、遊んでいると、テーマや見た目が本物の景色のように見えてくるもの。
先日からネットでは、『枯山水』が話題になっていますが、あのゲームも、遊んでいる途中、本当に自分の庭を造っているように感じるおもしろいゲームだと思います。
そんな中で、きょう紹介するのは『ムラーノ』。
ムラーノ島と呼ばれるこの観光都市、有名なのはガラス細工とカラフルな建物群。
プレイヤーは、ゴンドラを動かして、建物を建てたり、お金を得たり、ゴンドリエーレ(案内人)を配置していきます。
おもしろいのは、「次のゴンドラを追い抜くまで、いくらでも進める」というルール。
まさに水の街に人々が観光に訪れ、ゴンドラが交通渋滞している様子と、プレイヤーのジレンマが一致します。
建物を開発していくと、街がどんどん育っていき、ゲームが終わる頃には、本当にカラフルな建物が並ぶ街になっているのも、まさにテーマにぴったり。
行ったことのない街の美しい風景が、遊んでいるうちに少しずつ見えてくる、すばらしいゲームだと思います。