人狼大好き!ガッちゃんと申します。
一昨年前の春頃からSkypeの通話機能と「ブラウザでワンナイト人狼」というホームページを使って、遠く離れた友人たちとワンナイト人狼を遊んできました。時には夜9時から日が昇る頃まで、なんてことも。何戦やったかは記憶にないくらい遊んでいます。
そんな私がワンナイト人狼を遊んだことのない方や、遊んだことはあるけど嘘をつく時どうすればいいかわからない!という方のために、ワンナイト人狼での嘘のつき方や立ち回り方をご紹介します。
そもそも「ワンナイト人狼」って?
普通の人狼は昼のターンと夜のターンが交互に訪れ、昼のターンで怪しい人を処刑し夜には人狼が誰かを襲います。それに対しワンナイト人狼は昼1回のみで1ゲームが終わるお手軽な人狼ゲームです!
ワンナイト人狼の特徴は、1日で終わることと余りのカードが2枚あることです。例えば7人で遊ぶ場合、そこに2枚カードを加えた計9枚で遊びます。1人1枚ずつ配り、必ず2枚余りが出ます。
役職は
人狼→味方の人狼が誰かを知っています。1匹でも人狼が処刑されてしまうと負けになってしまいます。
狂人→人狼に味方をする人間です。人狼が誰かは分かりません。
(「ブラウザでワンナイト人狼」では無料で遊べるのですが、製品版では「ワンナイト人狼 超人ver.」に入っている役職です)
占い師→会議が始まる前に誰か1人の役職か、または余りの2枚の中身を知ることができます。
怪盗→会議が始まる前に、誰か1人とカードを交換できます。交換された人は自分が交換されたことを知りません。
村人→特に能力はありません。頑張って人狼を探して処刑しましょう。
吊人(てるてる)→人狼側でも村人側でもない第三陣営の役職です。自分が処刑されることによって勝利となります。
(「ブラウザでワンナイト人狼」では無料で遊べるのですが、製品版では「ワンナイト人狼 MONSTER ver.」に入っている役職です)
今回は人狼2枚、狂人1枚、占い師1枚、怪盗1枚、村人3枚、吊人1枚の計9枚で7人プレイ、村人は嘘をつけるルールを想定してワンナイト人狼の嘘のつき方をご紹介します。このレギュレーション以外でも応用できるテクニックがあるので参考にしてみてください。
人狼を引いたら?
まず人狼についてです。人狼は味方を知っています。もし正体確認の時に自分しか起きなかったら自分1人しかいないどうしよう……?となってしまうかもしれません。しかし「余りの2枚のうち1枚は人狼だ」ということを知ってるとも考えられます!
ではまず、1匹狼だった際の嘘のつき方を一つご紹介します。
占い師と嘘をつく
もし、余りの2枚を知っている占い師がいたとしても「人狼1匹で嘘はついてこない、おそらく狂人か処刑されたい吊人なのでは?」という論が期待できます。もしくは、嘘の結果は誰かに「〇〇さんは村人です」でも「余りの2枚を見て狂人と人狼です」などでも大丈夫です。
ただし気をつけなければならないのは、占い師が全部で3人以上出てきてしまった場合です。占い師と嘘をついている中に人狼がいるのではないかとなる可能性が高いため、前者より処刑される可能性が上がってしまうかも。
仲間の狼に「私が占い師で、あなたは狂人です!」という嘘をつく
これは仲間の人狼がいる場合に使える作戦です。味方の人狼に狂人という結果を出すことで、信じてもらえれば票は集まりにくくなります。
ただし本物の占い師に「この村には人狼が2匹いる」と言われてしまったらこの戦略はリスクが高いかもしれません。
仲間の人狼に「私が怪盗で、あなたの占い師と交換しました!」という嘘をつく
こちらも同じく仲間の人狼がいる場合に使える作戦です。このゲームは、本物の怪盗を引いて本物の占い師と変えることが結構あります。それを利用しましょう!オススメのタイミングは始まってすぐです。
気を付けないといけないことは、もう1人の人狼を引いた人のリアクションでばれないようにできるかということと、相手の人狼が「そうです私が占い師です。Aさんを占って村人でした!」と答えてくれた時に、Aさんが「いや私が本物の怪盗なんですが……」と結果が合わなくなった時です。リスクが高い分信じてもらえると嬉しい作戦です。
狂人を引いたら?
人狼の味方をする人間が狂人という役職です。村陣営を処刑か、できれば人狼の代わりに処刑されたいです。では票を集めるためにどんなことをすればよいでしょうか?
「私が占い師で、あなたが人狼です!」と嘘をつく
本当に人狼を引いた人に人狼と言ってしまうかもしれない?大丈夫です!ポイントは、いかに怪しく結果を出すかです。「本当に人狼に人狼と言ってしまうことが怖いのでこの占い師さんは狂人ではないと思う」「偽物なら人狼だと思う!」と思ってもらえるように動きましょう。
気を付けたいことは、自分が怪盗に交換されていないかどうかです。せっかく頑張って処刑されたのに、いざ自分の正体を見たら村陣営の怪盗、なんて悲しいですからね。
「私が元人狼です!」と嘘をつく
こちらは怪盗が誰も出てこなかった時に使える作戦です。怪盗が出てこない状況であり得るのは、怪盗が余りの2枚の中にあるか、怪盗が村陣営以外のカードと交換して潜んでいる2パターンです。「私が元から1匹狼で、怪盗に交換されたと思って出ました!」と言えば、人狼には狂人か吊人だと気づいてもらえます。投票したい人を絞ると、あなたと潜んでいる怪盗候補の人になることが多いので、自分が処刑される確率が上がります。
潜んでいる人狼を処刑しないようにだけ気を付けたいですね。
吊人を引いたら?
狂人と違い、勝つためには自分に票を集めることが必須です。能力を何も言わず潜伏もいいですが、嘘をついて処刑された時の快感はたまりません!ではどのようにすればよいでしょうか?
「私は能力があって、あなたが村人と知っています」という嘘をつく
つじつまが合わなくなる、いわゆる「破綻」をしても全く問題ありません。能力が占い師か怪盗かはしばらく様子を見て、好きなほうを言った方が怪しさが残ります。
あまりにも露骨に処刑されたがると、票は集まりにくくなるので注意が必要です。
怪盗で村陣営以外と交換したら?
例えばあなたが怪盗で、B さんとカードを交換したら人狼でした!つまり自分は仲間が誰かわからない人狼に。交換されたB さんは怪盗、すなわち村陣営になっています。しかしB さんは自分が交換されていることを知らないので、人狼として会議に参加してくるでしょう。そこを利用しましょう。まず人狼と交換した場合です。
交換した相手以外に「私は怪盗で、あなたと交換しました!」と噓をつく
交換した相手以外に言う必要があるのは、元人狼に「自分の人狼が交換されたのでは……?」と気づかれるかもしれないからです。投票先は、仲間の人狼に投票してしまったり吊人に投票してしまう可能性があるので、確実に怪盗であり、村陣営になっている交換した相手にするのが一番安全です。
もし破綻したら狂人か吊人らしく振舞いましょう。
交換した相手に「私は占い師で、あなたが狂人/吊人です!」と噓をつく
こちらは狂人や吊人と交換した場合にオススメする作戦です。自分が占い師というのは嘘、相手の正体は本当のことを言うというものです。自分が怪盗ではなく占い師と言うのはなぜかというと、本物の占い師がもし余りの2枚を見ていて「この村には怪盗がいるはずだ!」と言えば、占い師と言っているあなたが怪盗で村陣営以外と交換したのでは?と疑いが向きやすくなります。その疑いを利用して自分に票を集めましょう。
吊人の項目でご紹介した通り、露骨に処刑されたがると票が集まりにくくなるので、人狼らしく振舞いましょう。
占い師を引いたら?
占い師は嘘をつかないのが基本かもしれませんが「嘘をつかないと勝てない状況」が稀にあります。その状況とは「余りの2枚のカードが村人2枚だった場合」です。つまり村の中には人狼陣営と吊人を合わせて4人、村陣営が3人です。村人が力を合わせないと人狼陣営に勝つのは大変困難になりますし、さらに怪盗が村陣営以外と交換しているかもしれません。そんな時は、
「私は村人です!」と嘘をつく
もしこの状況で占い師と即座に名乗り出て結果を言ってしまえば、人狼はほぼ本物であろう占い師のあなたに投票してくる可能性が高いと思います。さらに本物らしく振舞ってしまえば狂人からも投票されかねません。
自分や村人が処刑されないように、また票合わせをされないように頑張りましょう。
村人を引いたら?
最後にこちらをご紹介します。能力のない村人が嘘をついて得があるの?とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。実は、得になる嘘があります!
「あなたを村人と知っています!」と言われたら「いや私は能力もっています」と嘘をつく
こう言われた時にもし相手が偽物なら「破綻したー!」と思うか、「破綻しましたね」と言うかもしれません。本当にあなたを村人と知っている占い師か怪盗なら「いやいや、あなたは村人だから!」と言ってくれるでしょう。本物の能力者を見分けるのにオススメする作戦です。
本物がわかったら早いうちに撤回してあげてください!
以上、ワンナイト人狼で勝つための基本テクニック10選でした!
ワンナイト人狼はここには書ききれないほど沢山の作戦や状況があり、村人だけではなく人狼たちでさえも騙されるゲームです。
現在では「ブラウザでワンナイト人狼」の他にも、スマートフォンアプリや、さまざまな種類のワンナイト人狼が販売されています。ぜひ、まだ遊んだことがない方は遊んでみてください!