今回は海賊組合というゲームを紹介します。
短めのゲームでありながら、考えどころのある良作です。
プレイヤーは海賊になります。船を襲うために仲間を集めるのですが、手伝ってくれた仲間にはもちろん報酬を払わなくてはいけません。なので上手にやり繰りしながらお金を稼ぐ必要があります。
各プレイヤーは5個の海賊駒を持っています。駒には数字が書かれていて、これは船を襲った際にもらえる報酬となります。数字の大きい駒は強そうに見えますが、実は関係ないです。単に給料が高いだけ。?が書かれてるやつは気まぐれで襲う船によって報酬が変わります。
場には襲われる船が並びます。船には襲うといくらお金がもらえるかが書いてあります。また船には強さがあり、最低何人の海賊で襲う必要があるのかが示されています。
手番になったらプレイヤーは海賊駒を動かすか、船を襲うかのどちらかを行います。海賊駒を動かす場合は、自分の駒を他のプレイヤーの駒の上に置きます。また、動かす駒の下に他の駒がある場合はそれも一緒に移動します。つまり一番上の駒はリーダーであり、手下と一緒になって他の海賊達と合流しより大きな組合になるというわけです。
船を襲うのに十分な組合になったらリーダーは船を襲います。リーダーは船にかかれた金額をいったんストックから受け取るのですが、そのあとで手下たちに報酬を払わなくてはなりません。もし船から奪ったお金より報酬のほうが高くなった場合はどうなるのか?悲しいことにリーダーは自腹を切らなくてはならないのです!
全ての船を襲ったらゲーム終了。最もお金を稼いだプレイヤーが勝利します。
他にももうちょっと細かいルールがありますが、だいたいこんな感じです。ルールは単純なほうだと思います。
このゲーム遊び始めると分かるのですが、ジレンマがしっかり組み込まれています。つまりお金を稼ぐためには自分の手下は他のプレイヤーの部下になりたいのですが、自分の駒を動かすとリーダーになってしまうのです。ここを上手くプレイする必要があり頭を捻ることになります。
うっかり下手を打つとお宝を手下に奪われてしまう、油断のできないゲームです。