突然ですがみなさん、ジレンマって知ってますか?ジレンマ、感じたことありますか?
ジレンマとは
ある問題に対して2つの選択肢が存在し、そのどちらを選んでも何らかの不利益があり、態度を決めかねる状態。:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジレンマ
現実ではジレンマに陥らずとも物事を決めていきたいところですが、ボードゲームにおけるジレンマはゲームを面白くするスパイスであり、うまくジレンマの要素を取り入れている人気のゲームも多くあります。
今回はそんなジレンマが面白い、「コロレット」をご紹介!
このゲームには小箱でコンパクト&簡単なルールながら、運と戦略とジレンマといった、ボードゲームの魅力がたくさん詰まっています。
「ボードゲームの沼にハマりつつあるけど、これは遊んだ事がない」
「じっくり考えるゲームがしたいけど、時間がかかりすぎたり、難しすぎるのはイヤ」
「ボードゲームに興味はあるけど、何を遊べばいいかわからない…」
という方達はぜひ遊んでみて欲しいゲームです。要は、遊んだ事がないなら遊んどけ!
プラスになるのは3色だけ!
ゲームの目的は同じ色のカメレオンをたくさん集める事です。例えばこの得点表のように、同じ色のカメレオンを2枚集めると3点ですが、6枚集めると21点を獲得できます。ちなみに、+2のカードは単純に2点です。
ただし!ひたすらに集めるだけのゲームではないのがポイント。4色目以降のカメレオンは全てマイナス点!ゲーム終了時にもっとも高点数となる3色以外は全て、先ほどの得点表でマイナス点となってしまいます。
つまり、「3色のみ」をよりたくさん集めたい!
カードを置くか?カードを取るか?
ルールは非常に簡単で、以下の2つの選択肢からどちらかを必ず行います。パスはできません。
・山札からカードを1枚引き、好きな列に並べる。(各列3枚まで)
・カードがある列を選んで、その列のカードを全て受け取ってラウンドから抜ける。
それだけのルールでありながら、面白い!例えば、以下のような状況だとします。
この時、後ろの手番の人は赤が並んだ列が欲しいことは確実です。しかし、今引いた紫のカードをここに置くと…?
赤に4色目となる余計なカードが付いてくるため、めちゃジャマです。かといって、邪魔されないようにとあまりにも早く取りすぎるとカードがたまらずに高得点も狙えません。悩ましい!
ゲームに慣れてくると、
「次のプレイヤーはここの列を取るだろうから、あえてこっちに…」
「こうしておけばこの列はとられないだろう…」
「いらないカードを取る事は確実だから、せめてマイナス点が少なくなるように…」
といった、カードを置き方が重要になってきます。どう置けば自分にとってプラスとなるのか、うーん悩ましい!
選択ルールでさらに悩ましく!
慣れてきた方は、得点表の裏面で遊んでみてください!
こちらの特徴は、3枚であれば点数が一番高く、4枚目からは点数が下がってしまいます。3色を3枚ずつのみ獲得できることが理想ですが、それはカードの枚数的にほぼ不可能です。そのため、カードの置き方とジャマの仕方がより重要になってきます。また、+2点のカードの重要さもぐっとあがりますね。
まとめ
どうでしょうか?コロレットのおもしろさ、伝わりましたでしょうか?ボードゲームのジレンマを楽しんでみたい方はもちろん、遊んだことのない方はぜひ遊んでみてくださいね!