はじめまして!心斎橋店スタッフのKanekoです。今回は私の大好きなゲームであるテラフォーミング・マーズの紹介記事を書かせていただきます!
ゲーム開始時ひとつ企業を選び,それを上手く運営してプレイヤー全員で競いながら火星を開拓し,地球のように住める状態にすることが目的です。早速このゲームの面白いところを紹介します!
1.ゲーム性
このゲームはいわゆる拡大再生産というジャンルでとにかく気持ちいいゲームです。拡大再生産とは,読んで字の如く拡大して再生産していくボードゲームの1ジャンルです。他の拡大再生産の有名なゲームですと,カタンや宝石の煌めきが思いつきます。
また,しっかりとゲームに実力が反映され,ちょうど良い塩梅で運要素もあるのがこのゲームの面白いところであると思っています。妨害要素や陣取りの要素もあるので対話(インタラクション性)も多くあり,ゲームが盛り上がります。選択ルールであるカードドラフトのルールを適用すると,より経験や知識が勝敗に出るのでゲームがさらに面白くなります。
ゲームとしての奥行きも魅力的です。ゲーム開始時ひとつ選択する企業カードはチュートリアル用の初心者企業を除いて12種類もあり,プロジェクトカードは200枚を超え全てユニークです。これらがそれぞれ相乗効果をもたらしたりすると考えるとわくわくしませんか?
2.フレーバー
フレーバーとは,いわば”ゲームの裏側を彩る世界観の設定”のことです!このゲームは文字通り火星開拓を目指すゲームです。「テラフォーミング宣言」という文言から始まるルールブックは読んでいるだけでワクワクしてしまいます。
このゲームの目的は火星の開拓なので多くのゲームのように何ラウンド経てば終わり,という訳ではありません。ゲームを進めるには火星をより地球に近づける必要がありあます。その条件はというと…
気温8度
海タイル9枚
酸素濃度14%
の3つです!これらを全て達成することができればゲーム終了となります。
このパラメータもそれぞれ意味を持っています。気温は海洋が液体のまま維持される最低限の数値であり,海タイル9枚(海洋面積率9%)は安定した水の循環,気温,気象パターンを生み出すに足る数値であり,酸素濃度は地球の酸素濃度が低い地域の大都市に合わせて設定されているそうです。
また,このパラメータを上げるとそのプレイヤーの地球化貢献度(TR)が上昇します。これはそのまま勝利点になる他,これの値が毎ターンもらえる収入に大きく影響します。これは即ち地球化貢献度(TR)を上げると地球政府の支援によって収入が上がるという仕組みであり,思わずよく練っているなぁと感心してしまいます。そしてカードにはそれぞれフレーバーテキストが添えてあり,カードの効果もフレーバー的に筋が通っているものが多いです。
例えばこちらの地球カタパルト,これから使うカードのコストが全て2MC安くなるプロジェクトカードですがフレーバーテキストを見ると「地球からの輸出が楽になると,全てのコストが軽減される。」とあります。普段あまり気にかけない人でも一度読んでみると面白いかもしれません!
3.多様性
このゲームを何度もプレイしたくなってしまう一因でもあるのですがこのゲーム、毎回違う火星の顔を見ることができます。例えば,3つのゲーム終了条件がありますが気温が早々に上がりきり,なかなか海タイルが置かれないゲームになることもあれば酸素濃度がゲーム中盤には上がりきり,気温が停滞するゲームもあります。
このゲームにはカードの使用条件に一定以上の温度や酸素濃度を必要とするカードが多く存在し,使用されるカードがゲームごとに大きく変わります。
企業もそれぞれ違う特徴を持っているので,その特徴を生かしたプレイングを要求されることもありボードで都市や緑地を基盤に点数を出す時もあれば,カードを得点基盤にすることもありそれぞれプレイ感が全く違います。
終わりに
以上,テラフォーミング・マーズの魅力を紹介させていただきました!いかがでしたか?詳細なルールや攻略のコツなど伝えたいことはたくさんあったのですが,一生書き終わらないので今回はこのくらいでお別れです。ぜひ火星をプレイしにお近くのジェリカフェに遊びに来てくださいね!
もちろん,心斎橋店にも置いてあるのでお待ちしております。自分の記事が火星をプレイするきっかけになってくれたらこの上ない喜びです。最後まで読んでいただきありがとうございました!