どうも、池袋の日曜人狼で毎週ゲームマスターをやっております。をぼろんです。
ここ最年、ボードゲームカフェやバー、人狼専門店がオープンしたりメディアに取り上げられたりとエンターテインメントとしてアナログゲームが広く認知されて始めてるのかなと感じる次第でございます。
さて私も人狼ゲームのゲームマスターをいくらかしてきましたが、会やテーブルごとにルールやレギュレーション(人狼をあそぶときの配役)は様々で、それらの様々を知っては覚えての日々です。
その「様々」の1つ、投票の同率最多得票者の扱いについて今回は紹介しようと思います。
人狼ゲームの肝と言えば…まぁそれこそ様々ありますが投票と処刑はその中でも代表する人狼ゲームのシステムでしょう。
投票形式もたくさんあります。
挙げればそれでもお話しすることができるでしょうが、それはまた別の機会に。今回は処刑形式のお話です。
さて先に挙げた今題ですが同率最多得票者の扱い…「投票したら最も票をもらった人が1人だけじゃなかった!」時のあれですね。
今回はこちらを10種類紹介します!
①再選「決まらないならもっかい!もっかい!」
何回かまでなら再選するのかを定めてあって、それでも尚決まらなければ後述に移ります。大体の対面人狼ゲームでは再選から入ります。
②全員処刑「決まらないなら誰をと選ばず全員にしてしまえばいいじゃない」
同率最多得票者の全員をその場で処刑します。
再選を定回しても決まらない場合にこの処理にしていることもあります。然程多くはないですが、人数が25人を超える大人数で使われることがあるようです。時間短縮ですね。
③ランダム「投票じゃ決まらないから運に任せよう」
再選を2回3回して尚決まらない場合は
じゃんけんなりカードを引くなりで運命力勝負となります。最終局面で勝敗に直結することもありますので「最後の最後で運で敗けた」なんてこともあります。
殆どの対面人狼会では再選からランダムを採用しているようです。
④無効「選べない…」
その日は処刑はなし!と消極的なルール。
「誰も処刑しない…上に襲撃も阻まれて誰も死ななかった」なんてこともあります。場が停滞するかと思いきや「翌日も結局決まらない」ってことは襲撃があるので意外と少ないようです。若干人狼有利なルールですが。
全員処刑の時とは逆に極少人数のテーブルで使うことがあるようです。
⑤延期「明日、今日の分もまとめてやろうぜ」
その日の分の処刑を翌日に延ばし、翌日分とまとめて倍の人数…得票率第2位まで処刑して収支を整えます。
便利ですが、処理が少々手間です。中級者向け。
⑥確約「とりあえず席予約ということに」
する会は見た事ありませんね。
何回か再選したけど決まらない時は日数使って順に処刑してしまうやり方ですが、時間差の全員処刑なので空気が怠そうです。
⑦同数票予防「誰かにちょっとだけ権利を与えておかない?」
条件を満たした1人の投票を+0.1票で扱います。
条件は日替わりで受け持ちだったり固定だったり色々ありますが、1.1票の影響で最初から同率最多を避けようと云う予防策です。
⑧優先順位「最初から優先順位を設けよう」
プレイヤー全員に処刑の優先順位を設けておいて同率の時はそれに従って処刑を決めます。
開始時点で既に平等ではなくなりますが、最も処理をしやすいシステムです。
⑨引き分け「この勝負ここまで!」
勝負そのものを引き分けにしてしまいます。
ここまでの争いはなんだったんだ…とは言わない。
⑩独占勝利「いっそ誰かの勝ちってことにしよう、では僕ってことで」
予め「同率最多が〜回連続で起きたら誰の勝ち」と決めておきます。
私は狂勝ちとして設定したことがあります。あまり狂はお勧めしません。狐や恋ならお勧めできます。
いかがだったでしょうか?
ある場合にやりくりするために生まれたもの、扱いに困るものから便利なものまでありました。
色々な人狼会で色々なルールを味わってみるとその会やそのルール一つ一つの楽しさを見て比べることができるでしょう。
この記事を読んで「これ試してみるか」とゲームに取り入れてみてもらえたら至極幸いです。
(個人的には延期か優先順位がお勧め}(`w´)
また、各々で新しいより良いものを開発していくのも楽しいかもしれませんね!
をぼろん