今回は家系図というゲームを紹介します。
個性的なカードのイラストが魅力的であり、ちょっとした正体隠匿要素もあるゲームです。
プレイヤーは他のプレイヤーに分からないようにそれぞれ一族を受け持ちます。
一族には特徴があり、ある一族は大きな耳をもっており、また他の一族は美しく長い髪を受け継いでいます。
プレイヤーは5世代を通じて自分の一族の特徴を出来るだけ強く残すことを目指します。
プレイヤーはゲーム開始時に一族の特徴のかかれたタイルをランダムで受け取り、他のプレイヤーに見えないように確認します。また、手札としてカードを5枚配られます。
カードには人物とその人物が持つ特徴が3つ描かれています(「耳、鼻、髪」とか「鼻、鼻、口」とか)。
場に第1世代として3枚のカードを表向きに置きます。
スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。
手番にできることは3つのうちどれか1つ、
①結婚させる。つまり、場にある独身のカードに手札から一枚加えて夫婦にすることができます。時代が時代なので同姓婚はないようです。
②子供を産む。つまり、場にある夫婦の次の列に次世代としてカードを出すことができます。
このさい条件があって、両親の特徴を受け継がないといけません。父親から1つ、母親から1つ、もう1つはどちらからでも構いません。
分かりづらいので下に画像に示します。
上段の2枚が親、下段の3枚が子供。下段右のカードは(光ってて分かりづらいですが)父親から「髪」、母親から「口」、そして父親から「鼻」を受け継いでいます。
この時、子供の持つ特徴についてポイントが与えられます(髪に1点、口に1点、鼻に1点といった具合に)。
③パスして手札を1枚補充する。
で、第5世代に7人の子供が産まれたらゲーム終了。最もポイントの高い特徴を受け持っているプレイヤーが勝利します。
子供を生むところがちょっとクセがありますが、ルールは分かりやすいほうだと思います。プレイ時間も30分もかからないぐらいです。
このゲームのポイントとしては、あまり序盤から露骨に自分のポイントを伸ばすと他のプレイヤーにばれて邪魔されてしまうので、正体がばれないように様子を見る必要があること。
もう1点手札の補充があまりできないので手札のマネジメントが大切なこと。ということで、短時間で終わる割りにゲーム性もしっかりしています。
そしてなんと言ってもこのカード!見るからに面白そうでしょ?